あんころ坊主の徒然日記

あんころ餅が大好きな僧侶のブログです。僧侶の傍ら、会社員をしております。 浄土真宗大谷派の寺院です。 「徒然」と日々感じたことを綴ります。 生活や人生のヒントになりますように。 よろしくお願い申し上げます。

成長の機会は限られている

世の中はどんどん移り変わり、

永遠に同じものはありません。

 

若くして死んでしまうこともあれば、

死がすぐ間近にせまっているのに気づかないこともあります。

 

だからこそ、

成長したいと願うならば、

一刻を争うように急いで、

必死に努力しなくてはならないのです。

 

のんびりと明日やろう、

いつかやろうなどと思っていると、

あっという間に時間が過ぎ去り、

一歩も進まないうちに終わってしまうかもしれません。



「もっとも急ぐべし、はげむべし」法然

 

 

 

 

この世は常に諸行無常であります。

私たち自身、そしてこの世は常に変化し続けています。

 

 

「明日やればいいや」 という感覚では一生懸命になりきれず、

なによりも” 今 ”という瞬間をおざなりにする事へ繋がります。

 

今日の夜、眠りについて、

明日の朝いつも通り起きている、とは限りません。

 

未来を計画するのならば

そのために ”今” 何をすべきかを明確にし、

この瞬間こそ最も大切な時なのであります。

 

人生の主人公になる

 

 

人はそれぞれ、その人生の主人公です。

 

当たり前のようですが、

実際には自分が主人公の人生を送ることは案外難しいものです。

 

多くの人は周囲の情報や意見に左右され、

自分本来の姿や意見を忘れて、

流されるように生きてしまいます。

 

それでは人生の主人公とはいえません。

 

自分をよく見つめ、

どんな道を進むべきなのか、

来の自分とは何なのか、

 

日々考えて自ら情報や意見を選び取り、

自分の判断で行動します。

 

それが人生の主人公になることなのです。



「主人公」作者不詳

 

 

私には2歳の息子が1人おりますが、

息子には是非堂々とした人生を歩んでいってほしいと願っています。

 

しかしその前に、今の自分はどうなのか・・・

育児をしていると、自分自身を気付かされ、

どうあるべきかを考えされられますね。

 

 

周りに合わせることは「楽」です。

自分の意見を飲み込んで我慢することは、

周りからの反感も買いにくいかもしれません。

自分さえ我慢さえすれば、敵も作りにくいのかもしれません。

 

ですが、

そこにも「責任」が付いてやってきます。

何も言わないことに対する「責任」です。

他者の意見に乗っかった「責任」です。

思ってもいない意見に責任を取ることが、

果たしてあなたのしたいことなのでしょうか。

あとに後悔しても、

取り返しがつかないことも人生には少なからずあります。

 

果たしてそれは本当に、

周りの人間のためなのでしょうか。

 

そして何より

自分のためになっているのでしょうか。

 

 

他者の意見に耳を傾けないこととは異なります。

様々な情報や新しい知識・価値観を手に入れることは自己の成長に繋がります。

その中から、自分の考えや意見を持ち、

周りに気をつかって左右されすぎない。

流されるように生きることは「無責任」でもあるということ。

 

 

「自身が主人公となり舵を取る」

人生という広大なロールプレイングを満喫しながら

日々を過ごしてみると

心の中にある葛藤が少しずつ晴れてくるでしょう。

そして、そのロールプレイングへの応援者が現れることでしょう。

 

 

誠実さを心がけることが、人生で一番大切なこと

 

蔵に積まれた財宝よりも、

体の宝すなわち健康が大切です。

 

そして

体の健康よりももっと大切なのは心の健康です。

 

心の健康とは、

誠実に正直に生き、

人々に愛情をもって接する気持ちのことです。

 

お金がなくては、

日々の暮らしが成り立ちません。

 

健康でなくては、

十分に働くことも出来ません。

 

 

しかし、

たとえお金があって、

健康で毎日を無事に過ごすことができても、

心に誠実さがなければ、

人生はむなしいものになってしまいます。



「蔵の財よりも身の財すぐれたり。身の財より心の財第一なり」日蓮

 

 

こんばんは。

餡ころ餅大好き【あんころ坊主】です。

 

 

幸福とは感覚的なもので十人十色。

 

お金を得るためには働くこと。

働く為には健康な体が必要。

 

 

 

それ以前・以上に

健全な精神を持ち合わせた上で

日々、誠実に過ごしていくことで

よりよい人生となるのです。

 

 

つらい世の中でこそ、みんなが成長できる

悩みのない国へ行きたい。

楽をして暮らしたい。

 

人は天国のような場所に住むことを夢見てしまいます。

確かに私たちの住む世界は、

苦しいことが多く、争いも絶えません。

生きていくにはつらい世の中です。

 

しかし、

そうした世の中で、

悩みながらも必死に生きていくことで、

お互いの優しさを知り、

人を理解し、自分もまた成長できるのです。

 

天国で暮らすよりも、

この世の中で生きる方がお互いに成長し合えるのです。



「極楽百年の修行は穢土の一日の功に及ばず」日蓮

 

 

 

こんにちは。あんころ坊主です。

私も本日で正月休みが終わり明日から仕事です。

 

 

私たちは程度さこそあれ「楽に生きたい」という願望があります。

 

例えば、

「仕事」をするなら、稼ぎの良い仕事をしたい、楽をして稼ぎたい・・・

 

仮に仕事をしなくても十分に余裕ある生活が可能になった場合

今の仕事や他の何かへ従事するような行動を取るでしょうか。

 

厳密には1人1人違うと思いますが、

大半が継続してなんらかへ従事するのではないかと思います。

 

なぜならこれまで「面倒くさい・辛い」という場面がいくつもある中で

「一生の出逢い」や「辛いからこそ得た経験」が私たちの中にあるからです。

 

人は「楽」を求めますが、必ずしもそれが良いとは限りません。

苦労したからこそ到達できる境地もあるはず。

 

明日からも常に「迷い」が脳裏にある中、

私たちはしっかりと人生を歩んでいくしかないのです。

 

 

長生きを夢見るより、今を生きる

長生きして幸せに暮らしたい。

 

誰もが願うことです。

しかし、

自分の思ったように長生きできるとは限りません。

 

自分の命がいつまで続くか、

それはだれにも分からないのです。

 

何歳になったらこれをして、

何歳になったらあれをする・・・

なんて考えるのは本当は無意味なことかもしれません。

それよりも、

今この瞬間、

あなたにとって一番大切なことを懸命にすることが大事なのです。

 

「たとい七八十の齢を期すとも、おもえば夢のごとし」法然

 



新年明けましておめでとうございます。

2019年が幕開けしました。

 

皆さんそれぞれに新しい年を迎え、

そして、

今日一日をどのように過ごされましたでしょうか。

 

 

人生は、長く生きることよりも

どのように生きるか

 

がとても大切なことです。

 

 

難しいことは考えなくても大丈夫です。

 

仕事をするときは全力で仕事をする。

休むときはしっかり休む。

楽しむときは存分に楽しんで

考え事がある時は、気が済むまで考えてみればいいのです。

 

 

答えはいつも、あとになってみないとわかりません。

 

 

2019年もスタートして、あっという間に4日となりました。

気が付けば100日・・・200日・・と経過し、

あっという間にまた年末を迎える事でしょう。

 

今年一年が、

みなさまにとってより良い一年となりますように。

 

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

苦しさに心の焦点を合わせない

 

苦しい、苦しいと思いながら物事に取り組んでいると、ますます苦しさを感じてしまいます。

心は自らが焦点を合わせた感情を強めるのです。

 

しかし、苦しい事でも、その達成や過程を楽しむ気持ちを持って取り組めば、つらさが消えて、本当に楽しくなってきます。

 

つまり何に気持ちを合わせるかによって、

同じことでも印象やそこから生まれる感情がまったく異なります。

心を無にすれば、火も涼しく感じられるのです。



心頭滅却すれば火も自ずから涼し」快川紹喜

 

 



人生楽ありゃ苦もあるさ といいますが、

この「 苦 」も、取組み方次第で

ただの 苦 ではないものへと変わるのではないでしょうか。

モチベーションともいいますね。

私はよくストイックに捉えて楽しむようにしています。

 

もちろん、

つらいものはつらい!!!という事もあると思います。

その時は、

「苦」だと思うその壁の向こう側を想像してみることで、

現在感じている苦しさから、

心の焦点をポジティブにずらすことが出来るのではないでしょうか。

 

いつの間にか 苦 ですら良い道のりへとなる日が来ます。

 

 

 

本日もありがとうございました。


 

人の評判も自分の気持ちも、一瞬の幻のようなもの

人の評判ほど当てにならないことはありません。

ほめていたかと思うと、

その口で同じ人の悪口を言うことなど日常茶飯事。

 

だから、いちいち人の言うことを気にする必要などないのです。

誰が何と言おうと自分の道を歩むこと。

 

また心も悲しみと喜びの間を揺れ動きますが、それもその時々の感情が生み出す幻のようなもの。

幻に惑わされずに、一歩一歩着実に歩むことが大切なのです。



「今日ほめて明日わるく言う人の口なくも笑うもうその世の中」一休

 

 

 

今年も残す所10日となりました。

年齢を重ねる毎に、時の流れを早く感じます。

2018年はどんな一年でしたでしょうか。

 

 

着実に成長した年、

2017年とさほど変わらなかった年、

散々な目に合った年、、、

 

人それぞれ、思い思いの一年であったかと思います。

 

 

主観的に振り返る反面

私たちは、

客観的な評価をついつい気にしてしまうものです。

 

 

他人からの評価の良し悪しで、

自分の気持ちが左右される経験は、

様々な状況下で、誰にでも起こりうると思います。

 

 

 

人の評価・評判というものは、常に流動的であり

無常なもの。

 

気にするほどの事ではないのかもしれません。

誰が何と言おうと、自分の決めた道を進む。

 

悲しみを感じたり、つらい思いをする日もあって当然です。

生きていれば、嬉しいことももちろんあります。

 

弱音を吐きたい日もあれば、幸せに満ちた一日を過ごす日もあります。

 

忘れてはいけないのは、

「今日ほめて明日わるく言う人の口なくも笑うもうその世の中」

 

人の評判も自分の気持ちも、一瞬の幻のようなものであるということ。

それを忘れずに、

歩みを進めること。

 

 

 

時間は有限です。

2019年も健康でさらなる良い一年になりますように

 

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました。